学校には行かなくてもいい!のか?

今年のゴールデンウィークは10連休という異例の長さでした。

10日も休むと学校に行きたくなくなる。

その影響か、ネットの記事などで

10連休の後には不登校が増える。学校には行かなくてもいい。

等の記事が目立ちました。

そして、不登校の小学生ユーチューバ―が話題になったりと…。

学校には行かなくてもいい!

この言葉の意味を考えます。

 

無理に行く必要はない

もし、学校が本人にとって心をすり減らすくらいのストレスのかかる場所なら、僕は行かなくてもいいと思います。

過度ないじめや居心地の悪さがあるなら、行かない。という選択もありだと思います。

実際、絵にかいたようないじめられっ子だった僕からすれば、いじめで苦しむ子の気持ちは痛いほどよく分かります。

 

行くか?行かないか?の選択を与える罪

ただ、僕は積極的に学校へは行かなくてもいよ!と言うつもりはありません。

学校へ行かない。不登校という選択は、最終手段だと思っています。

安易に学校へは行かなくてもいいという選択肢を子どもに与えるのは将来にわたり、その子を苦しめることになるからです。

朝起きて、今日は学校に行こうかな・・・。行かないでおこうかな・・・。

そんなことに頭を使うと、一日のパフォーマンスは間違いなく下がります。

なんだか一日かったるい感じになります。

どちらを選択したとしてもです。

これは大人になった時に、仕事行こうかな…。行かないでおこうかな…。

という、無駄な選択肢を与え、将来にわたり、超邪魔くさい思考の癖となります。

これって、けっこうな生きづらさを子どもに与えていると思います。

 

学校へ行かない選択に対して大人は覚悟があるのか

学校は無理していく所じゃないよ。行かなくてもあなたを認めるよ。

言うは易しですが、この言葉を子どもにかける覚悟は本当にできているのでしょうか?

僕はその覚悟はありません。

不登校という選択は、その子の将来の選択肢を大きく狭める可能性があるからです。

ただ、先ほども言ったように心が過度にすり減る可能性がある場合を除いてです。

学校に限らず、社会に出ても必ず適度なストレスはかかります。

この世にストレスの無い状態などは存在せず、誰もがそれなりのストレスを抱えながら生きています。

大人になって、置かれている状況に過度なストレスがかかっている場合は、状況を変える力が必要になります。

僕はこのストレスとの向き合い方と過度なストレスがかかった時の状況突破力が大人になって必要だと思っています。

ストレスに耐えうる精神力。

・・・が必要なのではなく、上手な付き合い方と状況を変えるための調整力、突破力、思考力。これらが絶対に必要だと思います。

そのためにはある程度のストレスがかかる状況は子どもにとっても必要だと思います。

その成長の場が学校であり、その場から安易に逃げる選択を子どもに与えていいのか?

逃げてもいいんです。逃げさせてもいいんです。

そこにその子の将来を背負う覚悟があるなら。

 

不登校はハンデなのか?

不登校の状態は、ハンデになるのか?

必ずしもそうは思いません。

ただ、不登校を選択した子どもに、学校に代わる成長の場とチャンスがあればそれでいいと思います。

勉強に代わる、子どもたちの生きる抜く力を磨く術を与えられるなら、不登校は別にかまわないと思います。

不登校の子に成功者が多い。

なんて言われますが、別に不登校だから成功したのではなく、学校に代わる成長の場があったから成功しただけです。

学校に行っていて成功している人だって、たくさんいます。

不登校というのは状況であって、大切なのはその子に適した成長の学びが与えられているかが重要なだけです。

先ほど不登校の小学生ユーチューバ―の話をしましたが、彼にとってはユーチューブが学びのきっかけで、成長のツールになっただけです。

別に不登校か否かなんて関係ありません。

不登校だから、持ち上げるのは意味がないと思います。

ただ、ユーチューブで頑張っている。

それ以下でもそれ以上でもありません。

本人が学べる環境があり、その環境を大人が用意し、サポートできるなら不登校は何のハンデでもありません。

 

休まないことは信頼になる

不登校な子がいる一方、毎日学校に行き、一日も休まない子がいます。

僕は不登校の子より、こっちの子の方にもっとフォーカスするべきだし、称賛するべきだと思います。

休まないこと。

これは大人になってかなり強力な武器となります。

あいつは何があっても休まない。仕事を頼みやすい。

この状況は必ず、成長へとつながります。

休まず来るというのは、時にスキル以上の信頼を獲得できます。

信頼を獲得できれば、頼まれる仕事も増え、仕事のスキルは上がり、人が集まり、人間力が向上します。

後は好循環のサイクルに入り、その子の将来は明るいものになります。

結局、どの立場、どの仕事でもすべて信頼の上に成り立っています。

この信頼の大元になるのは、「何か分からんけど、あいつならやってくれそう。」という根拠のないものだったりします。

だから人から信頼を得る入り口として、休まないことはとても大切です。

 

最後に

子どもにとって、学校に行くこと。行かないこと。

正直、どちらでもいいと思います。

ただ、学校で学ぶべきこと、獲得できることはたくさんあります。

その場に行かなくてもいい。と言う選択を与える以上は、学校に変わる生きる力を獲得できる環境を用意する必要があります。

その環境があるのであれば学校に行かない選択はありだと思います。

その環境がなくても行かない選択を取らせるのは、いじめや過度なストレスが掛かっている状態だけです。

そうじゃない場合は大人の覚悟が重要です。

その子の将来を背負う覚悟がなければ、安易に子どもに無駄な選択を与えてはいけないと思います。

行くか?行かないか?の選択肢を与えられた子どもは貴重な考える力を奪われてしまいます。

耳触りの良い言葉を並べて、子どもの味方のふりをしてはいけない。

きつい言葉かもしれませんが、自戒を込めて言います。

大切なのは子どもが将来、生きていくための力を獲得できるかどうかです。

それを第一に考え、覚悟を持った言葉を子どもには掛けなければいけないと思います。

そして、僕たち大人はそのための環境を作っていくことが大切な役割の一つだと思います。

 

 

 

 

 

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