私が子どもにこだわる理由

私ナッキーは「こども専門 乗馬クラブ ペピーズ ホース フィールド」を6年前に立ち上げました。

伊賀市の高尾という、忍者発祥の地でもある里山に当クラブはあります。

現在、40名の小中学生を中心とした子どもたちが在籍しています。

おそらく、「こども専門 乗馬クラブ」なんて謳っているのは、全国的にかなり珍しい思います。

ではなぜ子どもにこだわるのか?

私は高校時代に馬術部に在籍しており、卒業後は5年間、北海道の新冠(にいかっぷ)町にある競走馬育成牧場に勤めていました。

競走馬の世界はとにかくレースで早く走ることを目的として、馬を鍛えます。

やはり勝負の世界ですから、馬たちは厳しい調教に耐えなくてはいけません。

自分の携わった馬が活躍してくれるのはとても誇りですし、やりがいもあります。

ただその反面、厳しい現実もたくさん突きつけられます。

そんな中、これが本当にやりたかったことなのか?と自問自答の日々が続きました。

そして、正直、馬に乗ることに恐怖を感じ、楽しさを感じることはほとんどありませんでした。

自問自答が続く中、ネットで子どもと馬の関係性に書いた記事を目にしました。

そこで笑顔一杯で馬に乗る子どもの写真が目に飛び込んできました。

自分のやりたかったことはこういうことか?

私は5年間お世話になった競走馬の育成の仕事をやめ、熊本の阿蘇にある乗馬クラブへと移りました。

でも本当のところは競走馬に乗ることへの恐怖から逃げたかっただけかもしれません。

ただ、阿蘇の乗馬クラブでの光景は私がそれまで築いてきた馬へのイメージを一新することとなりました。

子どもが一人で馬を引き、自分でお世話をしたり、乗る準備をしていた。

馬の周りで子どもたちが大騒ぎしても馬は動じず、子どもたちを見守っている。

馬=危険な生き物

と深く植え付けられていた私のイメージは音を立てて壊れて行きました。

そして馬と子どもの関わりの中で、馬が子どもを笑顔にし、子どもたちの成長に大きな力を与えてくれることを目の当たりにしました。

私はそんな子どもたちと過ごす時間の中で、初めて馬の仕事が楽しいと思えました。

そして一つの想いが胸の中で大きくなっていきました。

子どもたちのための乗馬クラブを作りたい。

その想いは私を突き動かし、今の乗馬クラブを立ち上げることができました。・・・・がその経緯はまた改めてお話ししますね。

馬との関わりが子どもたちの心身の成長に良い影響を与えることを身を持って感じてきた。

そしてなにより、子どもたちの成長を身近に感じることができるのが楽しくて仕方ない。

私がこども専門の乗馬クラブを作るのに十分な理由でした。

身体的特徴で人間に近い動物はチンパンジーやオランウータンですが、心が近い動物は馬とイルカと言われています。

馬は人類の歴史の中で切っても切れない存在です。

それは単に乗り物としての役割ではなく、心で繋がれる数少ない動物であったからだと私は思います。

私の役目は馬の持つ本来のやさしさを最大限に引き出し、子どもと馬の橋渡しをするコーディネーターです。

そして、馬と共に子どもたちを幸せにすることが私の使命です。

これからも伊賀の山奥から、子どもたちのしあわせな日々を届けられるよう、力を尽くしていきます。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。

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